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戦闘の基本システム
戦闘に関するシステムの紹介・解説
タイムラインバトル・BP
戦闘の基本となるシステム。
タイムライン
ターンの開始時に全キャラクターの行動を決定し、敵味方含めて行動の早い順に事前に決めた行動を実行していく戦闘形式。
タイムラインの左側から順に行動をしていき、行動順がこのゲームでは特に重要な役割を担っている
自身の行動を選択している最中に、敵がどのような行動を取るかを確認することもできる。状況に合わせて最適な行動を。
BP(ブレイブポイント)
行動を選択するためにはBPを消費する。BPはパーティ全体で共有しているもので、コストを支払って誰にどの攻撃をさせるかを考える必要がある。
陣形により初期BPが設定されており、初期値は平均で3~4。消費したBPはターン始めに全回復する。
大技になるほどコストが高く設定されており、戦闘開始直後から大技を連発することはできない。それぞれの陣形にBP最大値を増加させる条件が設定されており、BP最大値を増やしつつも、パーティ全体でうまく割り振って戦っていくことになる。
技・術・閃き
各キャラの行動には、大きく分けて技と術の2種類がありそれぞれ特徴がある。
技
素早く行動できる技、遅くなる代わりに強力な威力を持つ技など、多種多様な技がある。タイムラインの順番をコントロールすることで、連撃のチャンスや連撃に参加できる味方を増やすなど戦略の幅が広がる。
術
五行(木・火・土・金・水)のパワーを杖に集約し放つ術は、強力な威力を持つが、発動までに数ターンの詠唱時間を必要とする。
下記で解説している連撃などで詠唱を短くすることも可能。
いかにして強力な術を発動まで持っていくかが、今作戦闘において非常に重要。
技の閃き・術の閃き
技・術の閃きに関する具体的な解説は"技と術の閃き・ランクアップ・スキルレベル"参照。
術の閃きはちょっと複雑な内容となっているが、今作『緋色の野望』から少しわかりやすく調整されている。
陣形・恩寵
陣形
陣形を設定することで様々な効果があり、特定の位置についたキャラのステータスを強化したり、狙われやすさを変えたりすることができるシステム。BPの回復量にも影響がある。
陣形によって得意・不得意とする相手もいるので、うまく使い分けることが重要となってくる。
設定している陣形に"恩寵"が宿る場合がある。
ロマサガ3などと同じで、キャラによって陣形がそれぞれ設定されており、まだ習得していない陣形を所持したキャラを仲間に加えることで、新しく陣形を習得することができる。
【関連】⇒"陣形"
恩寵
このゲームのタイトルにも含まれている特徴的なシステム(恩寵=グレイス)。「戦闘中ピンチになる」ことで一定確率で恩寵が発動し、特殊な効果を得ることができる。
一度恩寵が発動すると、現在設定している陣形にその恩寵が宿り、以降その陣形で戦う際に宿っている恩寵が発動しやすくなる。
宿っている恩寵は、メニュー画面の陣形のところで確認することができる。また、その陣形によって宿る恩寵の最大数は異なる。新しい恩寵が宿ると古い順に消えていくようになっている。
非常に強力な効果を持つため劇的に状況を変化させることもあるが、狙って発動できないのがポイント。
【関連】⇒"恩寵"
連撃・バンプ・行動順の変更
連撃
「連撃ゲー」と呼ばれるほど重要なシステムで、これをどれだけ発動するか、敵にどれだけ発動させないかがカギを握っている。
敵や味方が戦闘不能になった直後、同陣営のキャラクターがタイムライン上で繋がることで、連撃が発動。 連撃に参加したキャラクターが多いほど威力は上がり、さらには次のターンの消費BPが軽減されるボーナスが付与される(術の場合詠唱ターンの減少効果も)。
[味方A⇒味方B⇒敵A⇒味方C⇒味方D⇒味方E]の行動順となっている場合、敵Aを倒した場合、味方A~Eまで全員の行動順が繋がり5人での「連撃」となる。 [敵A⇒敵B⇒敵C]となっている場合、敵Bを最初に倒してしまうと敵Aと敵Cの行動順が繋がり、敵の2人連撃が発動してしまうので注意。 |
バンプ
バンプ対象技を使うことで、ダメージを与えつつ対象のタイムラインの順番を後ろにずらすことができる。
バンプを利用して相手の順番をずらしてわざと味方の行動順で挟み込むようにし、その敵を倒すことで「連撃」を狙うことがこのゲームでは超重要。
[敵A⇒味方A⇒味方B⇒味方C⇒味方D⇒味方E]の行動順となっている場合、バンプ効果のある技(失礼剣)などで敵Aの行動順をずらし、 |
行動順の変更技
一部の技には行動順を変化させるものが存在する。
行動順を速くする「音速剣(長剣)」「瞬速の矢(弓)」や、行動順を遅くする槍の「エイミング」などが代表例。
これを利用することで行動順を変化させ、より連撃を狙いやすい環境を作り出すことができる。
リザーブ技
相手の行動に反応して発動するタイプの技。
非常に強力なものが揃っており、敵に発動させてしまうとパーティが一気に壊滅してしまう危険性があるため、常に注意して戦う必要があり油断してはいけない要素。
行動順に関係なく、対応した技を相手側が振ると発動となる。敵がリザーブ技を構えている場合行動が「???」と表示される。
リザーブ技には「インタラプト・カウンター・プロテクト」の3種が存在する。
インタラプト技
このゲームを攻略する上で特に重要となってくる技。
相手の「斬・打・突」のいずれかの物理属性に反応して発動する。発動が成功すると相手の行動の直前に割り込むことができる。発動者が攻撃対象でなくとも発動するため注意が必要。
カウンター技
相手の直接攻撃を無効にして反撃する技。どれも強力な威力を持っているが、間接攻撃に対してはカウンターできない。カウンター技発動者が攻撃された場合にのみ発動。
カウンター技はターン中に1度しか発動しない。
インタラプト技と違って発動条件が難しいが、その分効果も強烈。敵からカウンター技を受けると致命傷となるので、事前に敵行動を確認して対応する必要がある。間接攻撃には絶対反応しないことを利用して、弓矢などでの解除が有効。
プロテクト技
敵の攻撃から味方をかばい、自身が代わりにダメージを受ける技。技によって身代わりになった際のガード発動率が異なる。発動者以外が攻撃された場合に発動。
リザーブ技の解除方法
リザーブ技を構えている相手に間接物理攻撃を当てることで解除することができる。弓による攻撃全般や、長剣技の「音速剣」など間接攻撃属性となっているものでOK。
弓攻撃による解除がセオリーではあるが、弓技のほとんどが「突」属性となっているため、インタラプト技(突)に反応してしまうことにだけ注意が必要
敵の種族によっておおよそどのリザーブ技を使ってくるか決まっているため、それを少しずつ覚えていくのが重要となっている。
リザーブ技に対してリザーブ技が発動する
敵味方両者がリザーブ技を発動している場合、発動したリザーブ技に反応して相手のリザーブ技が発動することもある。
関連
"敵のリザーブ技まとめ"におおよその情報をまとめているので、そちらも参考に。
LP/LPの回復
LPについて
戦闘中にキャラクターのHPが0になると、そのキャラクターのLPが1減少する。LPが0になると戦闘にしばらく参加できなくなるが、キャラが消失するといったことは今作には無い。
LPの回復
LPが1以上であれば戦闘メンバーから外して控えに回し、別キャラ達で戦闘をこなすことでLPを回復できる。戦闘2回につきLPが1回復。
LPが0になってしまった場合は、LPを回復しきるまでにそれなりの戦闘回数が必要になる。
また、LP0のキャラクターが多くなってくると、近くの町に救護班が現れることがあり、救護班にLPを回復してもらうことが可能。回復の際に代金としていくつかの強化素材を要求される。
LPの管理
「簡単にはHPを回復できないゲーム性」となっているため、ある程度注意していてもキャラのLPはどんどん削られていってしまうので、戦闘に参加する5人だけでなく、6人~8人くらいのメンバーを適度に入れ替えながらゲームを進めていくのがセオリーとなっている。
宿星と地相
キャラクター・敵はそれぞれ「木火土金水」の五行マークを持っており、その戦闘での地相と合致した場合に以下のメリットがある。
能力が上昇
連撃参加後のBPコストが多く減る
行動順が速くなりやすい
地性と一致した系統の術を使用した際、術の効果上昇
ただ、正直なところ狙って合わせていけるようなものではないので、ほとんどのプレイヤーがあまり気にしていない要素でもある。
また、五行が完全に一致しなくても五行にはそれぞれ相性のようなものがあり、相性の良いものだと良い効果が、相性が悪いものだと悪い効果を得るようになっている。フラックスの吸収にも影響。正確な情報については未検証。
相性の良し悪しは相互関係ではないので注意。
基礎属性 | 相性が良い | 相性が悪い |
木 | ○ 火 | × 土 |
火 | ○ 土 | × 金 |
土 | ○ 金 | × 水 |
金 | ○ 水 | × 木 |
水 | ○ 木 | × 火 |
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