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簡易レビュー・評価 / どんなゲーム?
いずれも個人の意見になります。参考程度にご覧ください。(ネタバレ無し)
サガスカ未プレイの人向けの内容です。
前作プレイ済みの場合は"『緋色の野望』の変更点・追加要素"の方を見た方がわかりやすいと思います。
箇条書き・メモ
ざっくりと「こんなゲーム」を箇条書き。
サガシリーズらしい難易度
いわゆる普通のRPGとは少し違う
イトケンサウンド全開
シナリオや世界観は相変わらず難解
4人の主人公を遊びつくすことで世界観・シナリオの全容が明らかになってくる
手探り感が非常に強い(ロマサガっぽい)。ダンジョンマップは無いが冒険感や探索感が強い。
本筋はありつつも基本フリーシナリオ形式。選んだ主人公・プレイする人によって攻略方法や手順が大きく変わる。メインシナリオの戦闘だけをこなして進めることもできるし、寄り道しまくってじっくり進めることもできる。
主人公は4人の選択形式。仲間は総勢70人以上だが、主人公によって仲間にできるキャラに違いがある
戦闘は戦略が超重要。脳筋してるとすぐに全滅する。
クリアまでの総戦闘数は他のRPGと比較するとかなり少ないが、1戦1戦が重たい。
育成が戦力に直結する。育成したい・強くしたいと思えるゲーム性
サガシリーズのどのタイトルに似てる?
これまでのどのサガシリーズにも属していない独特なゲーム。戦闘や育成面だけで言えば随所に『ロマサガ』っぽさが見受けられる部分が多い印象。フリーシナリオで手探り感が強いのもロマサガっぽさがあります。
ロード時間・ゲームのテンポ感はどれくらい改善された?
前作で指摘されていた戦闘前のロード時間の長さ、戦闘中の待ち時間どちらも恐ろしいくらい短く・テンポ良くなっています。
フィールドの移動速度が前作の3倍くらいになってたり、あらゆる面でテンポアップ調整が入っているので、前作のストレス要素はほぼ改善されたと言っていいでしょう。
ダンジョンマップが無いことについて
サガスカには「ダンジョンマップ」というものが存在せず、いわゆる普通のRPGのようなタイトルとは違ったものになっています。
ワールドマップ上を歩き回り各地域のイベントを進めたり戦闘を行う形式のため、町や洞窟を探索するといった楽しみ方はできません。
具体的なゲームの流れとしては、ワールドマップ上の町や各地で同時多発的に発生しているイベントを調べることで、会話イベントやバトルが発生。それらを進めていくことで特定の地域・場所に変化が起きたり、メインシナリオ関連のイベントが発生するようになっており、基本的にはこの繰り返しでゲームを進めていくような形式です。
最初ダンジョンマップが無いと聞いた時は少し不安になりましたが、ゲーム性の関係から、むしろ無くて良かったのではと思える作りになっているので、違和感は覚えるかもしれませんがあまり心配する必要は無いと思います。
前作総評
ここからはより個人的な感想になります。
(前作サガスカをプレイして)
新作としての"挑戦的"な部分と、人気があった頃のサガシリーズへの"原点回帰"が組み合わさったようなタイトルに仕上がっています。
ワールドマップ上だけを移動してイベント・戦闘を進めていく流れが普通のRPGというにはどこか少しだけ違い、ステージ攻略型のシミュレーションゲームのような成分も含みつつ、濃厚な戦闘・育成要素をじっくり遊べるのが特徴的です。
皆さんが特に気になるであろうサガシリーズ独特の世界観、イトケンのサウンドはどちらも健在で、ファンであればぶっちゃけこれだけでも十分に価値がある内容です。(今作では裏ボスの戦闘BGM含めいくつか新曲も収録されているとのこと)
戦闘の回数自体はそれほど多くないものの一回の戦闘がどれも中ボス戦以上のような感じで、頭を使って時間をかけて戦う必要があるため、その分苦労しますが戦略的でやりごたえがあります。
苦労するからこそ、「連撃」を決めた時や強力な術詠唱を成功した時の爽快感はこのゲームならでは。もっと育成したい・強くしたいと思えるようなゲームコンセプトになっています。
ライト層よりはコアなゲーマー層向けなタイトルであることは間違いないでしょう!
こんな人に向いている
新しいゲームに挑戦してみたい!
サガシリーズ独特の世界観に浸りたい!
戦闘や育成・シナリオを存分に楽しみたい!
イトケンの音楽さえあればなんでもOK!
一本のゲームをじっくり遊びつくしたい!
こんな人には向いていないかも…
今プレイしたいのは超王道のRPG!(オクトパストラベラーやってください)
サガシリーズは〇〇であるべき、「△△」(過去シリーズタイトル)と同じじゃなきゃ嫌だ!
今作の変更点や追加要素が及ぼした影響
ゲームのテンポ感が全体的に3倍増しくらいになってるので、とにかくサクサクとゲームを進められるようになったのがとにかくデカいですね。
主人公・選択したルート等々、ゲームのボリュームが凄いことになっていたのに対して、前作はゲームスピードの遅さから全てやりこめずに途中で終わってしまった人も多かったはず。
今作のこのテンポ感なら今度こそ全部の要素を遊びきれるんじゃないかと思ってしまう反面、さらに多くの要素が追加されているため、本当に遊びきれるのかという嬉しい悲鳴のようなものも。
追加要素が前作要素に複雑に絡んでくるようなものではなく、単純にそのまま大盛りになっただけというのも個人的に遊びやすいと感じています。ゲームの内容が色々と複雑なので、前作の知識をそのままに追加要素を遊べるのけっこう大きいですね。
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